回復列車。

あっという間の夏休みが終わり、
博多に向かう列車の中でさるきちは
今回の帰省について想いを馳せる。


父母が駅まで見送りに来てくれた。

田舎村の小さな駅。

普段はがらんとしてるのに
帰省ラッシュの煽りを受け、
心無しかヒトが多い。

さるきち列車に乗り込むと
首を伸ばして
最後に母に手を振ろうと
その姿を探す。

でもちょうど反対のホームに列車がやってきて、
母の姿は確認できないまま
列車は出発した。

携帯にメールが届く。

「見送ったけど、何も見えなかった(泣)。
急にさみしくなったよ」

さるきち胸がキュンとなる。 くすん


今までの帰省は
いつも不完全燃焼で終わり、

実家から帰る列車の中で
過食が始まっていた。

乗り継ぐ各駅の売店で
菓子パンを買い込み、
道中食べまくり、

一人暮らしの部屋に到着したとたん
トイレに直行して吐いてね。


再び、過食嘔吐の日常に逆戻り。


でもね、今回はちょっと違う。


乗り継ぎの待ち時間に
近くの定食屋で
豆腐ハンバーグの五穀米定食なんぞを完食し、

心身満ちた状態で新幹線に臨む。


そう、さるきちはココロ満ちていた。 ハート


病気のことを家族に告白できたことは、
さるきちにとって大きな前進だったと思う。


帰省した直後は拒食気味で
食事時もご飯を
お箸でつんつくするだけのさるきちに、

母は

「大丈夫。大丈夫。食べても大丈夫」

と声をかけてくれた。

その言葉は、
これまでに母が発したどの言葉よりも
さるきちを勇気づけた。


他にもね、

「太っても大丈夫」

とも言ってくれたのだけど、

まだ太ることに抵抗があるさるきちは
その言葉はあまり心地よくなくて、

それで、そのコトも母に伝えることにした。


「『大丈夫』って言われると勇気づけられる。
でも『太ってもいい』ってのはまだちょっと混乱する」


母は「わかった」と言い、
以降、「太る」という言葉は使わず、
「大丈夫」を連発した。

前倒しで、ご飯を盛りつけながら「大丈夫、大丈夫」。

なーんて。

さるきち母は短気なのだ。ハハ。

「お母さんの声を録音してあげるよ」

なーんて提案まで。

目覚まし時計みたいにね。


悪くないね。


さるきちは笑った。



さるきちの父は田舎の古い考えなヒトでね、
過食嘔吐してるなんて話したら

「もったいない」

の一言で終わると思って
話してなかったんだ。


でもね、

食事時の不自然さ感じてか、
父から尋ねてきた。

「さるきちは病気なんか?」

「うん、ちょっとね」

父は夕飯の味噌汁をお椀によそっていて
さるきちはお盆を持ってそれを受けていた。

さるきち父は主夫なのだ。


「病名だけでも教えてくれんか」

目も合わさず父は言った。


さるきち父は照れ屋なのだ。


「拒食症だよ」

すんなりとさるきちの口から応えが出た。

「そうか」

「さるきちいつか本出すからさ、
そしたらその本をプレゼントするよ」

「おう、わかった」


それで十分だった。


無関心だった父。

食卓の準備の間に交わした二言、三言。

それでさるきちには十分だったの。



さて、さるきちの上の弟。

パパになった彼はすっかり大人びて、
大量に服用していた薬も手放し、
うつも克服し、
顔色もすっかりよくなっていた。

以前は、

起きたばかりの死体
みたいな血相してたのに。 けっ


彼は単刀直入の毒舌でね、

「さるきちはいつまでヒトに頼ってるの?
自分で治そうと思わないの?

俺は医者を信用していない。
だいたい医者が病気が治る薬を出すと思うか?
そんなことしたら廃業だろうが。

自分で治すしかないんだよ。

さるきちは先ず、太れ。
子どもを産める身体にしろ」

年子の弟に全く頭が上がらないさるきち。ハハ。


でもね、
ずっとうつの迷路に迷い込み、
低地を這いずっていた
弟の過去を知ってるさるきちは、

健常になり、立派になった彼の言葉には
説得力を感じるのでした。

辛口っぷりには若干キズついたんだけど。ハハ。



最後に、さるきち下の弟…

うーん。うーん

彼のコトは、いいやね。



改めて、


家族って、不思議な関係だね。


衣食住をともにして、
なんの気兼ねもない間柄なのに、

実は互いの見えない糸が
複雑に絡み合っていたり、

つながっているようで
ぷちっと切れていたり、

S極とN極みたいに引きあったり
同極のように反発したりしているんだなあ。 


誤解だってあるし、
キズつけ合うコトもあるよね。


でもね、

ほんとは、“ココロ”が休まる場所なんだ、きっと。

疲れたり、キズついたココロを癒す場所。ハート

そんな場所であって欲しいよね。


さるきちはね、今回叶った気がする。


そして、これからは、

実家の家族との関係も維持しながら、

旦那サマとココロあったまる家庭を
築いていこうと思うんだ。にっこり


なーんて、

考えつつ、列車の長旅に


さるきち爆・睡。


終着駅到着の案内で
目を覚ましたのでした。

危ねぇ。危ねぇ。


☆おススメ品☆

ペットボトルホルダー。

 
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tag : 帰省 菓子パン 拒食 メール 過食 五穀米 過食嘔吐 うつ 家族

家族談議はビュッフェスタイル。

自然食バイキングの店。
夕方7時を回り、店内は混雑してる。

中央に置かれた数々の惣菜、
パスタ、サラダ、ご飯etc...
多国籍の料理。

山盛りの美学を追求するヒトもいれば、 
 
まるでパレットに出した絵の具のように
美しくワンプレートを彩るヒトもいる。

夏休みもあってか、家族連れも多い。
はしゃぐ子どもの声が
吹き抜けの天井にこだます。


そんな明るい雰囲気の中、

どう見ても場違いなサルの親子がいた。


さるきち家だ。


涙を滲ませる、さるきち母。

母を直視できない、さるきち。
ぽかーんとしている、さるきち弟。
無言


一通り料理を食してから、

「重い話、していいかな」

さるきちはそう切り出した。


さるきちは、過食嘔吐の現状を告白する。

弟に摂食障害を告白するのは、
初めてだった。

病名は聞いたコトがあるみたいで、


「食べて吐くやつだろ」


そう、そのとおり。


「なんでそんなコトするの?」

それがわかれば、苦労してない。
くすん


さるきちは、まるで壇上に立つ
選挙候補者のように、

本から学んだ基本情報や
パンダ先生の助言なんかを総動員して

熱弁をふるう。

勢いに乗じて一気に話すしかなかった。


「医学的には」とか「心理学的には」

なーんて、
言葉の権威を利用したりして。

毎日、食べ吐きしているコト。
吐いた後は倒れているコト。
自責と後悔の念でうつ病に陥るコト。
さらに、手首を傷つけているコト。


二人とも真剣に聞いてくれた。

「その腕の線がみんな“その”痕なの?」

二人の視線はさるきちの左腕に。

「何で切ってるの?」

「包丁。でも最近はかみそり。
その方がよく切れるってわかったから・・・」

なに余計なコトまでべらべら話してるんだー、このサルはっ。だーっ(泣)

と、さるきち自分につっこむも、遅い。

二人とも、渋い顔で肩をすくめる。

「うげぇ」


母がおそるおそる問う。

「何が原因なの?」

わかんない。
さるきちは未だ研究中なのだ。


でもね、

これも、読んだ本に書いてあったんだけど・・・

と、さるきちは良書「『食べない心』と『吐く心』」
「拒食症・過食症を対人関係療法で治す」を引用しながら語った。


幼少の頃の両親の喧嘩。

それによって、無意識に
家族の崩壊に危機感を抱いたコト。
自分が悪いと思い込んださるきち。

自尊心が育たず、偏った考え方の癖が身についたコト。
それによって、感情、特に怒りを表現できないコト。

ココロに溜め込んだもやもや感が、過食に転移されるコト。


「私の育て方が間違ってたのかな」

母はそう言って目頭を押さえた。


そうじゃない、そうじゃない。

それが言いたいんじゃないの。

むしろ、それを聞きたくなくて、今まで言えなかったの。


さるきちは必死でフォローする。


「大事なのは、今の関係なんだから」

本からの受け入り。

眠れなくなりそう、と言う母に
今までだったら、さるきちも傷つき動揺していたと思う。

でも、さるきちは、ちょっと成長したのだ。


「さるきちね、」

とドキドキする胸を押さえながら、
さるきちは続けた。

「今だからこそ、母に話せるようになったの。

一人のヒトとして、対等な立場のヒトとして、
悩みを相談したいと思ったの。

それはね、この間、
母が離婚の話をさるきちにしてくれたから、

さるきちも本当の気持ちを母に話そうと思ったの」


先日の話し合い(→
コチラ)で、
さるきちは母はすでに一人の人間として
独立しているコトを知った。

さるきちは勝手に母の気持ちを憶測し、
自分を追い込んでいた。

さるきちが、依存しすぎていたのだ。

でも、それはもう、止めるのだ。


母は少なからず傷ついただろうし、
さるきちを想い眠れない日々があるかもしれない。

でも、母は、乗り越えてくれるはず。

さるきちが責任を感じる必要はないのだ。

もちろん、
「へーんだ。あんたのせいなのよ。
もっと悩めばいいのさ〜けっ

なーんて、親不孝的に見捨てるというのではないのです。


さるきちは、母から独立し、

一方で母をヒトとして尊重し、
ヒトとして応援していこうと思うのです。


一息ついて、母は尋ねた。

「それで、どうしてあげたら、いいの?」

「あのね、さるきちもう一つ、
ココロにひっかかっていることがあるの」

「何?」

母の声は震えていた。

「“あの事件”、あったじゃん」

「・・・」

しばし沈黙し、母は言う。

「ああ、例の?」


「さるきちね・・・」


泣くな。

泣いちゃだめだ。

ビュッフェレストランで、泣いているサルがどこにいる?


さるきち心臓がどくんどくんしてた。


「つらかったの。すごく、つらかったの。

そのつらかったコトを、本当は、お母さんに伝えたかったの」


さるきちは、男に暴力を受けていた事実を伝えた。
母は衝撃を受けているようだった。

「そうだったの・・・」


「さるきちね・・・
ずっと自分を責めてたの。

さるきちが悪いと思ってたの」


そして、さるきちは、核心に迫る。


「お母さんは、さるきちを悪いと思ってる?」


さるきちの声は震えてた。
でも涙はこらえた。

そして、母を見た。


母は、再び目頭をおさえながら、


「お母さんは、さるきっちゃんのコトを
悪いなんて思ってないよ。

これっぽっちも、思ってないよ」



ココロの中で、凍っていた何かが音を立てる。


それは、きっと、

村上春樹「海辺のカフカ」の
カフカ少年が感じたような、

微かな音だったのだと思う。


「そっか。さるきち、悪くないんだ」


母が顔をあげ、さるきちを見る。


「さるきっちゃんは、悪くないよ」


母の目は赤かった。
ドライアイではあるまい。


さるきちは悪くない。


「その言葉を聞きたかったの。

母に言ってもらいたかったの」


「そうだったの・・・」


長年、ココロに溜め込んできた想いだった。

さるきちは話し終えて、
ココロがすっと軽くなったのでした。


そして、突然。


「俺、アイスクリーム取ってくるわ」


さるきち弟が、これまたいいタイミングで
場の雰囲気を壊してくれたのでした。ハハ。


でもね、

さるきち家族は少し笑顔が戻ったの。


今思えば、
家族談議にはそぐわない
ビュッフェスタイルのレストランだったけれど、
逆によかったのかもしれない。

これが洒落たイタリアンとか、
居酒屋の個室だったりしたら

もっと、ネガティブに捉えてしまったり、
泣き出して収集つかなくなったり
していたのかもしれません。


膨れた腹を抱え、三人は店を後にしました。


さるきちは、一歩、家族に近づけた気がしたのでした。

そして、“さるきち”を確立しつつある気がしたのでした。


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さるきち無罪釈放。

これだけはちゃんと覚えておかなくちゃいけない。


パンダ先生は凛として
さるきちの方に向きなおった。


さるきちくんは100パーセント悪くないんだよ。


さるきちは目頭を熱くする。

ずっと、ずっと、

その言葉を待っていたのかもしれない。


さるきちは悪くない。


さるきちは悪くないんだ!!!


かつての(いや、今も?)さるきちは
お馬鹿だったのですが、
男の後をひょこひょこついていってしまったの。

それが地獄の生活の発端になるとも知らず。


そして精神的・肉体的暴力によって
植えつけられた恐怖心を逆手に取られ、
さるきちは男の奴隷と化しました。

男に対して“NO”など恐ろしくて言えず、
言いなりとなる日々。

本心に反する悪いことだってたくさんした。


帰宅の遅い娘。
嘘をついて出ていく娘。

両親にとって、そんなさるきちは
単なる不良娘にしか見えなかったのだろう。

母は泣き叫んだ。
そして、さるきちを勘当した。


大切な友人たちもことごとく傷つけ失った。
高校の写真は全部、家の庭で燃やした。

さるきちは、

ロボットのように機械的に、
ドラム缶の中に写真を放り込み、

細い煙が天高く昇っていくのを
ただ無心で眺めていた。

もう、何も感じなかった。


否、感じたくなかったのだ。



逃げればよかったじゃない。

親に助けを求めればよかったじゃない。

友人に本当のことを話して謝ればよかったじゃない。


いいえ。


逃げる勇気などさるきちにはなかったのです。

親にさえ打ち明けるコトを憚れたのです。

本当のこと?それって、何?
もはやさるきちには判断できなかったのです。


だから、事件についてさるきちは
自分の落ち度を感じていました。


確固たる意志を持っていたら。

反論し拒否する勇気を持っていたら。


さるきちが悪かったのです。

だから親にも見捨てられたのです。


さるきちが悪いのです。


さるきちはココロの奥で
ずっと、ずっと自分を責めてた。

ふと、脳裏に浮かぶ
ねっとりとした、ヘドロまみれのシーン。
その中の汚れた自分。

さるきちは頭の中で、何度も、


さるきちを殺してきたのだ。


でもね、

パンダ先生は言った。


「男から被害を受けたことは抜きにして、
さるきちくんの行為は自然の反応だったんだよ。

男性から暴力を受けて
恐怖で逆らえないのも自然なことだし、

18歳の女の子だよ。
そんなことを親に話せないのが普通だよね。
親だからこそ、言えないのかもしれない。

だからね、さるきちくんは
自分を悪いと思うことはないんだよ。

さるきちくんが汚れたわけでも、
ふしだらだったわけでもないんだよ。
それを理由に自分を責めることはないんだよ」


その言葉に、
30歳を迎えるさるきちは、
街を歩く女子高生の姿を思い浮かべる。

なんて繊細で不安定なんだろうと思う。

子どもとおとなの狭間で、
曖昧な身体と、沸き上がる
得体の知れない感情に手を拱き、

そして些細なコトでココロが波打ち、
深く傷ついたりする。


さるきちも、そんなフツーの女の子だったのだ。


パンダ先生は何度も繰り返した。

「さるきちくんは悪くない。
むしろ、そのツライ時期を耐えた自分をほめてあげなきゃ」


そう。

さるきちは耐えたのだ。

生き延びたのだ。


それから、とパンダ先生は続けます。

ツライ経験をしたのはさるきちだけじゃないと。
誰しも多かれ少なかれ、傷ついた経験があるのだと。


ココロの中では、
必死に助けを求めてる。

一方で、激しい自責の念も抱いている。

板挟み中、行き場を失った感情は
過食という歪んだ形をとって顕在化する。


摂食障害を発症したのも、
自然な反応だったのだ。


さるきちね、摂食障害って病気は
いったい何モノなんだろうと考えてきました。

そして今日、
パンダ先生の話を聞いて確信したのです。


病気は敵じゃないって。

憎むべきモノじゃないんだって。


さるきちを守ってきてくれたのだ。


さるきちが生きてきた証だったのだ。



さるきちね、やっと自分を許せる気がするよ。

このままのさるきちでいいんだって、
思える気がするよ。


だって、さるきちは悪くないって
認めてもらえたんだもん。


実はさるきち、

“ありのままの自分を受け入れる”

って抵抗があったの。


それもそうなのだ。

だってさるきちは自分を罪人だと思っていたのだもの。

そんな罰すべき“ありのままのさるきち”を
受け入れることなんて、できなかったのです。

許すまじ

だったのです。


でも、

さるきちに罪がないというならば、

さるきちは“ありのままのさるきち”を
認められるような気がします。


それからね、パンダ先生は言いました。

「嫌なシーンがフラッシュバックするかもしれない。
でもそれをかき消そうと思わなくていいんだよ」


思い出すのってね
自己治癒の働きもあるんですって。

咀嚼みたいなモノなんだろうか。
きっと消化を助けてくれるのだ。


さるきちはね、今まで、 
嫌なシーンを思い出しては
自分を抹殺していたのだけど、

そうじゃなかったんだ。


さるきちは、18歳の
キズだらけのさるきちを思い出す。

暗い部屋で独り怯え、
ちっちゃくなってるさるきち。


さるきちはね、優しくそっと寄り添ってあげよう。

震える肩をそっと抱いてあげよう。

手をぎゅっとにぎってあげよう。


もう、だいじょうぶ。



☆オススメカフェ☆

パンダ医院に行く前に
ムーミンカフェで気持ちを落ち着けた。

ムーミンに相席してもらって♪

moomin 

「ごちそうさま」
moomin2
↑スプーンがにょろにょろなの。

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tag : 暴力 勘当 写真 女子高生 摂食障害 過食 フラッシュバック ムーミンカフェ

自分のコト、好き?嫌い?

自分のコト、好き?嫌い? はて


そう聞かれて、

「だーい好き♪でへへ2

と臆面もなく答えられる人は何人いるだろう。


狩野英孝じゃあるまいし、
ナルシストと思われやしないかと、

「好きなとこもあるし、嫌いなこともある」

なーんて、
当たり障りのない返事をしたり、


「キラーイ」

なーんて、謙ったりする人が多いと思う。


でもね、大抵のヒトのココロの内は、
好きと嫌いが混在していると思うのよね。


さるきちもそう。

過食嘔吐した後は、自分のことが大嫌いだけど、
頑張っちゃってる自分の姿を客観的に見て

「おー、案外いいヤツじゃんminiheart

なーんて思ったりすることもある。



じゃあね、

自分のコト信用している? はて


さるきちはね、
自分の運動神経の無さは、
かなり信用しています。

むしろ、誇っているといってもいい。

だから、危ないコトはしません。
ガードレールをまたいで乗り越えたりもしません。


これも、きっと、
信用してるとこもあるし、
していないとこもある、という回答が一般論かもしれない。


でも思うに、

さるきちを含め、摂食障害のヒトは
自分を過信しすぎる傾向があると思うのよね。

しかも、おかしな方向に。


例えばよ、

「明日は絶対、過食を我慢するぞっ」

なーんて、その表れで、

結局過食しちゃって落ち込んだりしてね。

その落ち込みは、自分を信用しすぎた結果の
裏切られ感から生じているのよね。


残念ながら、
さるきちのたち脳は病魔に蝕まれているのです。

風邪ひいた時に咳が出るように、
過食嘔吐の衝動は出てしまうもの。

それを、自分の意志だけで止めようなんて
考えること自体が先ず、間違っているのよね。


食事の内容を考えたり、
生活態度を見直したり、
時には医者の助言を仰ぎながら、
闘っていかなくちゃいけないのね。

何も対策を講じず、
半ば運に身をまかせりように、
翌日の過食を止めるのはムツカシイのです。


ここ最近のさるきちは、
昼間に過食嘔吐しちゃっても、
夕ご飯で普通食(米)に戻すようにしてる。

翌日にダークな気持ちを引きずらないように。

調整もしない。
絶食もしない。
ちゃんと、3食(もしくは小分けして6食とか)かつ米を食べる。

ってね。

…とはいっても、
まだまだチャレンジャー段階ですが。ハハ。



パンダ先生にね、摂食障害の回復者から
手紙が届いたんだって。

そこに、そのヒトが過食魔と闘う上で
ココロしていたコト、実践したコトが紹介されていて、
パンダ先生が読みあげてくれました。

その中のひとつ。


「他人の言葉を知識として取り入れる」


ヒトから「やせてるね」と言われても、
自分的には「まだまだ太ってる」と
思っているヒトいませんか??

そして、どんどんダイエットがエスカレート、
病状が悪化していく。

たどり着く先は・・・どこ?? くすん


さるきちも然り。
二の腕だってぷにぷにだし、太ももパッツン。

「やせてるね」なんて言われても、
もう少し落としたいって考えちゃう。

街で見かけるほっそりした娘と比べて
もっとやせなくちゃと思ってしまう。


摂食障害な自分は嫌い


って言ってる割に、
他人よりも自分の言うコトを信じてるのよね。


その回復者のヒトはね、
他人の言葉を知識として取り入れようとしたんだって。


ヒトが自分をやせていると言うのなら、
やせているのだろう、と。

ヒトがそのままでカワイイと言うのなら、
そのままでいいのだろう、と。

ヒトがそう言うのならば、
そうなのだろう、と。


そうやって、自分の偏った見解を
標準に近づけていったんだって。


自分が創りあげ、頼りとしていた信念を
捨てるのって、勇気が要るコト。
そして違和感や戸惑いを伴うものです。


さるきちもパンダ先生に訴えるの。

「こんなの、さるきちじゃない」って。

例えば、
ウジウジしててちっとも行動に移せない自分。
ぼーっとする時間が多く、怠けているような自分。

さるきちじゃない気がするのです。

でもパンダ先生は言います。


成長の証だよと。


変化する時には、殻を破らなくちゃいけないのです。


誰でも不安になるもの。
だから、自分の勘だけに頼るのではなくて、
ヒトの助言に耳を傾けてみる。

自分の屈折した信念をちょっと横に置いて、
ヒトの言うコトを取り上げてみる。

よっこらしょ。


そして、「自分は成長してるんだ」ってところだけは、
とことん自分を信じてあげる。


それが、摂食障害の治療なのかもしれない。


ヒトから蝶と言われれば、
さるきちは蝶なのですっ。
さるきちはサナギから蝶に生まれ変わるのですっ。 感激
…なんか、違うな。。うーん 



☆おススメ品☆

ナダル勝ちましたね。

彼らが試合時に必要なのは
自分を信じるコトなんでしょうね。

もちろん、信じられるだけの練習量も必要なんでしょうが。

さるきちもテニスを再開するのだ♪
リストバンドもオシャレにね。


 
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tag : 狩野英孝 ナルシスト 摂食障害 回復者 ナダル テニス リストバンド 過食嘔吐 ダイエット

ズル休みなのか?

嗚呼、休み明けの出勤はめちゃめちゃ憂鬱。 blueday

朝からさるきちのココロはどんより雲。


誰だって仕事に行くのは気が重い。

社内に気になるヒトがいて胸トキメかしてるOLか、
ボーナス支給日を除いては。

「ヒトがしたくないコトをするから
その対価でお金がもらえるんですよ」

旦那サマはそう言い残し、海外に飛び立っていった。

そう、

確かに誰だって、
たとえ仕事に生き甲斐を感じてるヒトだって、
月曜の朝は気分が乗らないものよね。


でもね、先週3日も休んじゃったさるきちは
さらに重い固まりをしょっていたのです。

うつと過食嘔吐にもまれていたのだ。
食べて、吐き、凹み、ふて寝。
repeat。repeat...

そんな、3日間。 blueday


もしも、休んだ理由がインフルエンザであったなら、
もしくは、水疱瘡だったら、
もしくは、盲腸だったとしたら、

むしろ、回復して軽くなった身体に
晴れ晴れした気持ちで出勤できるのではないか?!


「おはようございます」

おそるおそる職場に顔を出す。

「大丈夫?」

ハイ、早くも夏バテしちゃって。
まだ夏はこれからなんですけどね。ハハ

なーんて、笑いの要素を入れつつ、
先週の失態をごまかす。

席につきパソコンを起動させる。

うぃーん…

そして平静を装い、パソコンに向かうさるきち。


でもね、

実はさるきちの心臓はどっくんどっくん大きく脈打ってた。


「さるきちくんは肝心な時にいない」

「ズル休みだったんじゃないのか」


なーんて、周りの社員のココロの声が
聞こえてくる気がするのです。


時折電話が鳴り、パソコンのキーを叩く音と
プリンターが作動する音が響く静かなオフィス。

いつも通り。

でも、さるきちはその静けさに身体をこわばらせる。


どっくんどっくん


鼓動がはっきりと聞こえる。

まるで心臓が飛び出しているみたいな感覚すら覚える。

ほら、昔3Dメガネってありましたよね。
片方に赤、もう片方に青のセロファンが貼ってあって、
そのメガネをかけると絵が立体的に見えるの。

さるきちをもし3Dのイラストにしたら、
まさに心臓がどーんと、目の前に迫ってくる、

そんな立体図になっていたと思う。


どうしてこんなに緊張してしまうんだろう。
さるきちは冷や汗さえかいていた。


午後になり、やっと落ち着きを取り戻したさるきちは、
考えてみました。


さるきちはね、休んだ自分を咎めていたんだな。


うつや過食を理由に休むのは
ズル休みだと思っているさるきちがいるのです。


だから、周りのヒトから非難されてしかるべきと、
勝手に自分を追いこんでいたんだな。

でも、とさるきちは思う。


病気なんだよな。

うつ病も摂食障害も病気なんだよな。


病気で休んだことには変わりないのです。

高熱出してるヒト、
身体中に発疹してるヒト、
極度の腹痛に苦しむヒトに
仕事しろだなんて、誰も言わないわよね。

同じように、

気分の落ち込みで身体が動かなくなったさるきち、
そして、過食の衝動に襲われ吐いてへばっていたさるきちを、
誰もサボっていたとはいわないだろう。

さるきちだって、
したくてそうしてるわけじゃないんだもの。 くすん



さるきちはね、
自分の病気だというのに、
自分ですら、ちゃんと理解できてなかったことに気づきました。

自分の意志が弱いからとか、
コントロールできるはずなのにできないとか、

そもそもそんな勘違いをしているから
罪悪感が生まれてしまうのだ。

でも、そうじゃない。

病気なんだから仕方ないんじゃない。


さるきち、なんだか都合のいいように
病気を正当化してるみたいでもありますが、
でも間違ってもいないですよね?


身近なヒトに病気を理解されず
悲観に暮れるヒトもいるでしょう。

でも、実は、
自分でさえ、正当に理解してあげてないのだ。
病気である自分を労ってあげていないのだ。
逆に自分を追い込んでしまっているのだ。

 
仕事をまかされているのだから、
そんなに頻繁に休むことはもちろん避けたいけれど、

休まざるを得ない状況になってしまったら、

その日はココロから休んじゃおう。


そして翌日元気になったら、
何のわだかまりもココロに残さず、
明るく復帰すればいいんじゃないかな。

そして、仕事の穴を埋めるべく
一生懸命業務に取りかかればいいのよね。

他は何も考えなくっていいのです。


ただし、休んだ分だけ給料は少ないんだけどね、ハハ。


☆おススメ品☆

久々にカフェ読書。
スターバックスカードを購入♪

夏に向けて貯金しなくちゃ。
使いすぎないようにこれで管理。

starbuckscard


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theme : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス
genre : 心と身体

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プロフィール

さるきち

Author:さるきち
摂食障害(過食嘔吐)9年目のさるきち@主婦です。

治したい。でも治りたくない。

さるきちの中の天使と悪魔が
今日も闘っている。。。

ウツ虫くん、虚し虫くんとも仲良し。
趣味はカフェでまったり読書っ。

ブログのモットーは
ユニーク&ユーモア。
できるだけ笑いをお届けしたいと思っています。

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