変?
誰か私を受け止めて!!
と、飛び込んだ先が
シャネルだった・・・
買い物依存症であり
ホストクラブ依存症である中村うさぎ。
この本はSPA!の連載をまとめたもので
彼女と様々な依存症者の対談集です。
紹介してくれた、たーちゃんさんアリガトウ。
対談の相手は躁鬱病者、
薬物依存者、恋愛依存症者にエステ依存症者、
アルコール依存者、女装愛好癖者、
そして摂食障害者。
また、社会学者や科学者、脳機能楽者、などなど。
病気さえもネタにして、
がははは
と笑い飛ばしちゃう彼女のテンションと
豪快で厭味のない語り口。
さらに、えげつない病状まで
赤裸々に暴露しちゃう彼らの姿には、
病気とは言わず、
こんな人間がいていいんじゃないかとさえ思えてくる。
でもね、
笑いの要素満載だけど、
だからって内容がチープというわけではなく、
興味深くて、笑ってばかりはいられない。
例えば、
昨今多発している少年犯罪、無差別殺人。
「誰でもよかった」
ほんと、コワイ。
どうして、って思う。
歪んだ社会だと思う。
ある意味、病気的ともいえるとも
彼らの凶行。
病気になるヒトって、
自己不全感を抱いているのよね。
自分と世界の関係が希薄で
イマイチ実感が持てなくて、
このままでいいものかと不安になる。
自分だけが取り残されているかのように感じる。
それを周りのせいにするか
自分のせいにするか
その違いが犯罪者と、
さるきちのような依存症者とを
分ける境界線なのかもしれない。
本書の言葉を借りるならば、
他者破壊か自己破壊かというコトなのです。
中村うさぎは自身の依存症をこう分析する。
「死の恐怖」と「脳内麻薬」
ブランド品を買いまくったり、
ホストクラブで金をバラまいている瞬間。
それはジェットコースターに乗った後の
覚めやらぬ興奮状態に似ている、と。
ジェットコースターに乗って
カタカタカタ・・・
と頂点に達するまでの恐怖。
その瞬間、
脳内では恐怖を紛らす物質が
ぶわっと抽出されているのです。
そして一気に急降下。
スタート地点にゆっくりと
カートが戻ってくる。
でも、脳内は最高潮の状態。
これがうさぎ曰くの
「死の恐怖」と「脳内麻痺」。
それは、快楽なのだ。
ちなみに、さるきちは
ジェットコースターは苦手。
でも感情の起伏はFUJIYAMA並み。
さて、一方でね、
和田秀樹先生との対談もあり、彼は言う。
人間は依存しなけりゃ生きていけない。
依存自体は別にいいのだ。
さるきちもね、決して完璧ではないけれど、
少しずつ過食嘔吐への依存が薄れてきているように思うの。
そして、だからといって
その代わりの対象を
すぐに見つけようとしなくてもいいのよね。
生活が安定して、
気持ちが安定するようになったら、
自ずから見えてくるような気がするのよね。
対談者は皆口々に言う。
「うさぎは依存症なくさなくてもいいよー」って。
ええーっ?!
と中村うさぎ。
眉間にシワをよせながらも、
でもね、こう締めくくっているの。
自ら飛び乗った暴走列車。
それが私の人生なのだ。
かっこいいよね。
さるきちも、もう乗っちゃったんだ。
暴走列車。
こうなったら、インディのように
振り落とされないよう
必死にしがみつくしか、ないよね。
☆おススメ品☆
無条件に笑える。
豪華版ははっぴ入り。
ぽちっとお願いします
theme : 病気と付き合いながらの生活
genre : 心と身体


























