熟年離婚。
あ。あ。マイクのテスト中。
よし。
さて、選手村ならぬ、田舎村のさるきちさんに
中継がつながっています。
さるきちさーん
は、はい。
さ、さるきちです。
皆サマ、こんにちは。
さるきちはこちら、
開会式の熱気覚めやらぬ田舎村より
生放送にて実況中継をさせて頂きます。
さて、
飛行機と電車を乗り継いで、
やってきましたは、自然あふれる田舎村。
山に囲まれ・・・
否、山です。
送迎に来てくれたのは、
さるきち母。
早速のご対面ですっっ。
遠くで手を振る母は・・・
予想以上に、元気な姿です。
家出して参ってたんじゃなかったんかい。
帰路にある洒落た喫茶店でお茶する。
ヨーグルトパフェに、紅茶のシフォンケーキ。
やっぱりギャルズトークに
甘いモノは必須だろう。
当たり障りのない近況報告や
お盆の予定なんか、話す。
肝心の話には、なかなか切り込めない。
「どうして家出したの?」
意を決して
そう発したさるきちは、自然だっただろうか。
「うん。嫌なコトあってね」
「そう」
理由はきかない。
父との諍いに決まっているから。
「お母さんね、家、出ようと思って」
離婚するわ。
「そう」
予想してた回答だから、
特に驚きはない。
むしろ、
さるきちが小さい頃から望んできたコトじゃないか。
「流行の熟年離婚ってやつ?」
そう言って母は軽く笑った。
「誰にも言わないつもりだったんだけど」
「へ?」
さるきちたちにも??
子どもくらいには伝えようよ。
「だって、もう嫁いだじゃない」
そうだけど・・・
さるきちは、話を大袈裟に、おちゃらけながら
家出を知った時の兄弟の騒ぎを伝える。
(家出事件の記事はコチラ)
母は、
はは
と笑った。(ジョークじゃないよ)
さるきちがどんなにココロを痛め、
さるきちの体調に悪影響を及ぼしたのか、
それは、ちゃんと伝えられなかった。
お笑いにしてごまかしちゃうの。
さるきちの悪い癖だね。
母はすでに決心ついてるみたいで、
なんの躊躇もなく、さっぱりしてた。
「さるきちに求めてることは、ないんだ」
さるきちは、胸中どきどきしながら、問う。
「ないよ」
誰にも迷惑かけないつもり、
と母はきっぱり言い放った。
「体調は?」
「元気。元気。
ただあの時はうんざりしてて
話す気力がなかっただけ」
「そうかい」
顔が見えないコミュニケーションって
何て不便なんだろう、とさるきちは思う。
携帯のメールは
淡白で、冷酷で、感情を映し出さない。
携帯電話なんてモノがあるから、逆に、
連絡つかないコトが不安で仕方ない。
嗚呼、これじゃあ、
さるきちの、心配損じゃあないか。
というより、
さるきちは、さるきちが思っている以上に
ネガティブ思考の妄想癖だということだ。
いや・・・
もしかしたら、
さるきちは、さるきちに相談して欲しいと、
願っていたんだろうか。
さるきちに愚痴って欲しいと、
願っていたんだろうか。
そうやってさるきちを困らすから、
さるきちの病気が治らないんじゃない!!
って、母に責任転嫁したかったのだろうか。
やっぱりね、
摂食障害って、自分の問題なのだよ。
どこかで、母を言い訳にしたり、
責任を押し付けている自分がいるのだよ。
さるきちは、それがわかってなかったんだな。
母はひとりの人間なのだ。
ひとりで生きていける、自立した人間なのだ。
そんなコト、幼稚園の頃から
わかっていたつもりだったのに。
さるきちは自分を買いかぶりすぎたのね。
自分がいなくたって、母は、母なのだ。
母の人生は、母自身が作っていくものなのだ。
もうさるきちの勝手な解釈による、
母への思いやりは止めるの。
それは、さるきちの思いあがりに過ぎないのだから。
そして、それこそが、
さるきちを苦しめているのに、違いないのだから。
さるきちね、
ココロのもやもやが少し晴れた気がします。
そして、
もう一歩踏み込んでみようと思います。
そう、あの“事件”についてです。
中国がミサイルで消雨したように、
さるきちのココロにも、
どかん
とミサイルを撃ち込んで、
博多に帰る前に雨を降らせるのだ。
以上、田舎村よりさるきちがお送りしました。
はーい。
中継のさるきちさん、ありがとうございました。
特集「さるきち田舎村での奮闘」は明日も続きますので
どうぞ、ご期待ください。
では、次のニュースです。。。
ぽちっとお願いします






















