こんなツレでゴメンナサイ

こんなツレでゴメンナサイ。
望月 昭
文藝春秋
売り上げランキング: 404


怖いのは、知識がないのに、

「うつ病についてそこそこは知っている」

と思っていたこと


さるきちも然り。 うーん


この本を読んで、改めて、
うつ病って摩訶不思議、と思うさるきちです。


この本は「ツレうつ」のツレさんの手記。
挿絵はもちろん細川貂々さん。

うつ病を発症するまでのサラリーマン時代のコトから、
病状が悪い時の心情、
そして回復に至るまでの経緯が
丁寧に描かれています。

文章の細部にまで神経が行き届いている印象を
さるきちは受けました。

ツレさんの人柄が窺えますよね。


そして、何より、


ツレさんと貂さんをつなぐ太ーいパイプ

はっきりと見えるのよね。 miniheart



会社での激務、性に合わない立場を背負わされ、
どんどん悪化する身体の症状。

そして、


「死にたい」フム


会社辞めなきゃ離婚するっ

という貂さんからの最後通告を受け
会社を辞めるんだけど、

布団にもぐりながら悶々と
退職を後悔したり、

将来を案じたり、

自分が怠けモノに思え惨めになったり。


寝て病気を治すのが仕事といいつけられている
安楽な暮らしなのだが、

ともかく毎日を必死で生きていて、

妙に敏感になっているので刺激に弱く、
すぐに必死の糸が切れそうになってしまう


これが、うつ病に苦しむヒトたちの
正直なココロの内なのでしょうね。


ツレさん、当時の日記を参照しているのでしょう、
本人も覚えていない発言やら行動やらも
客観的に語られたりしてて、

それだけうつ病って病気が
ヒトの性格や思考までをも
狂わせる力があるコトを思いしらされます。


何が正しいのか、

自分が間違っているのか、

判断がつけられないし、自信もない。。



一方で、

支える側としても、
全くの知識を持たずして、
対応するのってムツカシイですよね。

この本で紹介されている貂さんの
対応はお手本になるんじゃないでしょうか。


「楽すると怠け癖がつくんじゃないかと心配なんだくすん

「怠けることを悪いことみたいにいってる
キッチリめの考え方がよくないんじゃない?」


「倦怠感が取れないんだくすん

「なんか、超だりぃ〜けっって
私なんかいつもそう思うよ」


なーんてね。

自身が「なままけ姫」と称するだけあって、
大きく構えてて、一方で軽く受け流したり。

さるきちも、貂さんを見習いたい。


でもね、

この貂さんはただの「なままけ姫」じゃないんです。


本書では、ツレさんと貂さんの馴れ染めや
「どーすんの?私」の続編ともいえる、
漫画家としてデビューするまでの様子も
語られていてね、

貂さんのマンガに対する執念は
並々ならぬモノがあるのよね。


芯の強さは、そこにあったのだ。 はっ



時に、家族までを呑み込む力のある、うつ病。

それはまるでダークサイドに引き込む
シスの暗黒卿。


うつ病から回復するというコトは、
元に戻るコトではありません。

前とは別のところにやってくるコトなのです。


今まで知らなかったモノや興味も覚えなかったモノが
向こうから自分のところにやってくる。

そして、

ある日ふと、生きていてよかったと思う



家族一丸となり、
強いフォースで立ち向かっていきたいですね。


☆おススメ品☆

ゾウさんの抱き枕。
ずっと一緒にいようね☆



 
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人間の関係

人間の関係
五木 寛之
ポプラ社
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「あたしぃ〜最近うつっぽくてぇ」

とか

「あたしってばぁ、最近食欲スゴくってぇ。過食症かもー」


なーんて。

臆することもなく公言する健康人に
出会ったコトはありませんか?

さるきちとしては、

病人の苦しみも知らんくせにーっ怒

ばちこーんっ
(さるきちパンチ)

とやってしまいたくなるのですが。


さるきち勝手な脚色で
ギャル語にしちゃいましたが(ギャルの方ごめんなさい。演出です)、

でも、うつや過食、拒食は
一般的な単語になってきたんですよね。


先日、新聞にも

「うつ病が急増8人に1人の可能性」

という記事が掲載されました。
誰でも病気になる可能性はあるのです。


でもね…


うつってそんなに悪いモノ?? はて


さてさて、

この本は「生きるヒント」でお馴染み五木寛之先生の著作。
御年75歳、人生の大先輩は言うこと違うなあと
しみじみ感じ入る一冊です。

13の小題から成り、
うつ病の際に役にたったという
歓びノート、悲しみノート、あんがとノートの三冊のノートの話や、

キリストの言葉やインドでのお布施の話などを引用し
親子愛、セックスや夫婦の愛情、などなど
著者の考えが述べられています。

中でもさるきちに新鮮だったのはね、


鬱とは良くないものなのか


という著者の問いかけ。

五木先生は、
鬱はエネルギーを内に宿した状態であるというのよね。


例えば、

「鬱蒼と生い茂った樹林」といったら
木々が勢いよく生えている森を想像するし、

「鬱然たる大家」といえば
オーラを感じさせる文豪を指し、

また「鬱勃たる野心を抱いた青年」だったら
大きな志を心にひめた若者を意味するのです。

どれも生命力にあふれ強いエネルギーを
内に宿した状態なのよね。

それが同じ鬱という漢字なのです。


また、鬱には二つの感覚が含まれると指摘しています。


一つは憂(ゆう)。

「明日を憂える」とか使いますよね。
これって時代を担うに必要な感情だというのです。

さるきち思うに、
絶望こそ生きる気力を損なうものはないんじゃないかと。

明日を憂うコトができるコトって、
明日を生きようという意志の表れでもあるといえませんか。


戦争を経験し、
今の時代を作りあげた世代のひとりである
五木先生だからこその発言じゃないかな、とも思います。


もう一つが愁(しゅう)。

これは無常観に似ています。


ヒトは生まれついた時から死に向かって歩いている。


そうですよね。
だからね、身体は世の無常を悟っているというのです。

諸行無常の響きあり

無常観はヒトが抱く自然な感情なのよね。


このように鬱の中には
生命力の“ゆらぎ”みたいなモノが存在していると
おっしゃっているわけです。

鬱って、不気味な心の影ではないんです。

ヒトの生体を構成しているエネルギーの一つであって、
決して悪いモノではないのよね。

人生の僧侶、と五木先生は表現されています。
ステキな発想だとは思いませんか?


もちろん、ツライ症状に悩んでいる方にとっては
なんだこの、と思われるかもしれません。

自分の存在に価値を見出せなかったり、
時に、死にたくなったり。
やる気は出ないし、
身体のあちこちは痛み、
眠れない。

ツライですよね。


でもね、

鬱からの回復って何だろうと
さるきちは思うのです。

ココロの中から、“鬱のもと”みたいのを
消し去るコトが回復なんだろうか。

そうじゃない気もするのよね。


鬱の捉え方について、
考えさせてくれる一冊でした。


☆面白品☆

さしみ皿です。
これも発想の力。


 

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さるきちと本

うつの世界にさよならする100冊の本 本を読んでココロをちょっとラクにしよう
寺田 真理子 佐藤 伝
ソフトバンククリエイティブ (2007/11/30)
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さるきちは、こう見えて(見えないが)、読書家です。

本屋や図書館では
冒険者が如き好奇心と野心で秘宝を探す。
そう、気分はインディー・ジョーンズ♪

思いがけない本にばったり出くわすこともあれば、
便意をもよおすこともあり
(居心地の良さを感じるときのヒトの自然な反応)。


まさに、秘境。


さるきちは、本の質量にもよりますが、
平均して2-3日に1冊は読了しています。

このブログを始めた頃は、
コノヤロウ的に摂食障害に関する書籍ばかり
読んでいたんですがね、

徐々にいろんなジャンルの本を読み
この場で紹介しようとすることで、

過去を顧みたり、
妄想に耽ったり、
勝手に落ち込んだり悩んだりしたものですが、

総じて、さるきちにとって
自分と向き合う良い場になっていることは確かです。


さるきちのココロの中のちっちゃなさるきち。

手を引いて導いてあげたり、
一方で、時にその怪力に引きずられながら、

それでもさるきちは成長しているんだな。
そう、信じたい。
ハート



さて、
冒頭の本は先日長崎新聞に紹介されていたもので、
さるきちはまだ読んでません。

著者の寺田真理子さんは
自殺願望が繰り返す深刻なうつを経験されているのですが、

そんな人生の危機を救ってくれたのが本であったといいます。
そして寺田さんが100冊を厳選したもの。

さるきちの知ってる本入ってるかなあ。
読んだらまたアップしますね。


ところでね、
新聞ってイロンナ情報が詰まってて、
これほど多くのヒトに読まれているモノって他ないですよね。

ホームレス中学生くらいなものです。

ちなみにさるきちは、
九州の7紙(西日本、佐賀、長崎、熊本日日、大分合同、宮崎日日、南日本)と
日経、読売、朝日、毎日新聞を毎日読んでいます。

新聞さんも個性があるのよね。
(先日読売新聞で摂食障害のコラムが掲載されてました)

多岐にわたる記事が毎日掲載されてて(もちろん)ね、


あーだこーだけっ



さるきちなりに語りたいのですが、
未だ実現できず。

新聞の切り抜きばかりがたまってゆきます。
(最近はスクラップブックに貼る作業さえ滞ってる)

旦那サマが読む前に切ってしまって、
日経のCMじゃないけど、
穴から旦那サマの顔が覗いたこともあります。ハハ。


さてさて、冒頭の本の話に戻って。

100冊って、


ワッ多い。はっ



と思いますか?


いやいや、そんなことないんです。

本屋さんをごらんなさい。
amazonをクリックしてごらんなさい。

ものすごったくさんの本があるのですっ。


あー読みきれないーっだーっ(泣)


っってさるきちパニックになるほどです。
それこそ不毛な悩みです。


一生のうち、
出会えるヒトが限られているように、
出会える本にも限界があるのよね。


素敵な本に巡り会えたら、ほんとにラッキーと思わねば。


まさに聖杯なのです。


そしてさるきち思うにね、

知識はあるに越したことはないということです。
特に自分に関係あることは尚更。

それは自分を守る防護服にもなるからです。

無知だとヤラれる危険性大なのです。

知らないと、
パニックに陥り、自分を追い込み、
状況はより悪化します。

摂食障害がまさにそうですし。

自分と同じ症状のヒトがたくさんいることを知って、
ホッとしませんでしたか?

たとえ過食嘔吐の毎日に変わりがなかったとしても。


そのようにですね、
知識や情報を持っているとないのでは、
後の結果が雲泥の差となるのです。


そして悲しい哉、

時間は限られているのよね。


だからせっせと、

さるきちは新聞を読みます。

本を読みます。

電車の中の広告を読みます。
バスの中から街中の看板を読みます。(そして酔う…blueday)


仕入れる知識や情報は、澱みなく偏りなく。
どんどん増やしておっきくしてく。

イメージとしては、

かたつむりが成長して、
よっこらしょって、それまでの小さい殻を脱ぎ捨てて、
新品の、より大きな殻にのりかえるみたいに。

なんだか、さるきちわくわくするなあ。きゃぴ


そうやって、おっきくて深みのあるヒトとして
人生を彩り謳歌していくことができるんじゃないかなあと
期待しているのでした。


これからも、さるきちにおつきあい頂けると嬉しいです。にっこり



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その後のツレがうつになりまして。

その後のツレがうつになりまして。
細川 貂々
幻冬舎 (2007/11)
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「ツレがうつになりまして」のその後です。
あ。そのまんまですね。

本を出すまでのいきさつや、
スーパーサラリーマンだったツレが
ハイパー専業主夫になっていく過程が
描かれています。

ツレの玉ねぎ頭だけでも笑えるし、

ツレを支える著者のばたばたした様子も
コミカルに表現されているのですが、

でもね、

その中に切実さが込められてる。

読んでいて、さるきちぐっと胸が熱くなる。


人混みだとパニックになってしまうツレ。
回復基調に到り、リハビリとして相撲を観にいく。

ところが、
途中で席を立つツレ。

自分が土俵にたたされ、
自分が責めされているような気持ちになってしまったという。

おかしな話。

でも、決して笑えない。

誰が自分と全く無関係だと笑えるだろう。


また、

やる気を出そうとするともっと悪くなるのがうつ病。

だから、やる気がない感じに見えたら
チャージしていると思って安心しよう。

と著者は言う。


そして、最後にね、

スーパー専業主夫になって
自然でラクになったというツレと

ツレを支え、一緒に闘ってきたことで
著者自身も成長した、と締めくられていて。

なんだか、嬉しいですよね。

患者と支える立場の両方の視点から
うつ病を考えることができて、

うつ病と闘っている家族にとって
励みになる一冊です。



☆おススメ品☆

カエルくんのティッシュカバー♪
存在感あります。

 

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アカルイうつうつ生活

アカルイうつうつ生活
上野 玲
しょういん (2004/04)
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うつ」に対して一般的に言われているコト、

「ココロの風邪」

とか

「『頑張れ』は言っちゃいけない」

とかに対する著者の見解を
明るく語っているのがこの本。


ところで、

うつ」って感じで書けますか??

、です。

小学校の頃、漢字の書き取りって
宿題で出ましたよね。

もしこの「うつ」の漢字が宿題に出されたとしたら…

鬱鬱鬱鬱鬱鬱・・・
鬱鬱鬱鬱鬱鬱・・・

書いてて「うつ」になってしまうわあっ!!怒


言霊

言葉自体が力を持つ、ということですが、
「鬱」という漢字にも言霊が宿っているんじゃないか、

というのは著者の発想。


また、うつ病になると
何をするのも億劫だったり、
頭痛や睡眠障害のような身体症状が出ます。

さるきちも何もせず(できず)
布団にくるまっている時があります。

ヒトから見ると
怠惰に映ってしまう可能性のある状態。

でもね、
うつ病者の頭は、そして心は
めまぐるしく動いているのです。
焦りでいっぱいなのです。

それは時に、自分自身への怒りになり、
周りのヒトへの暴力にも発展する場合だってあるのです。

だから著者はいいます。

うつバカになってしまえ、と。


周りが何を言おうと、
何て思われようと、

うつだもーん。何にもわかりましぇーん。」でへへ

と、おバカになってしまえばいいのです。

そして自分だけに気を配って
ゆっくり休養すればいいのです。


さるきち仕事を辞めて専業主婦となったとき、
自由の時間がありすぎる戸惑いと
社会から取り残されるような焦りで
うつ気味になり
体調を崩した時がありました。

でも、休めと言われても休めない

そんなさるきちに
旦那サマが言ってくれたのです。

「あなたは長距離ランナーなんですよ。
ペース配分しなくっちゃ。

人生は長いんだから、
いつも飛ばしていたら完走できませんよ。

今は休むときなんです。」


さるきちその言葉は間違っていないと思います。


この本はタイトル通り、
アカルく読めるうつ病のお話です。

気軽に読める一冊だと思います。






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さるきち

Author:さるきち
摂食障害(過食嘔吐)9年目のさるきち@主婦です。

治したい。でも治りたくない。

さるきちの中の天使と悪魔が
今日も闘っている。。。

ウツ虫くん、虚し虫くんとも仲良し。
趣味はカフェでまったり読書っ。

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ユニーク&ユーモア。
できるだけ笑いをお届けしたいと思っています。

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